引き寄せの法則や潜在意識、他さまざまなスピリチュアルな分野では、自分自身が世界を創造している、自分がすべて創造している(引き寄せている)と言われていますよね。
これは宇宙の法則でありそして事実です。
けれど、この「自分が世界を創造している」ということを体感に落とし込んでいく、腑に落としていく作業はなかなか難しいんですよね。
自分が望んでいること、そうなって欲しいことに関しては、それが叶ったときは自分が創ったんだ!と喜びます。
しかし自分が望んでいないことに関しては、自分が創ったのではない、どうしてこうなってしまったんだろうと悩んだりします(笑)
どうしても、自分にとってネガティブに感じる出来事や、あきらかに自分のせいではない、自分は関係ない、むしろ自分は被害者だ!と思うことは、それも自分が創っているということを受け入れられないのです。
でも、すべてを創造しているのが自分自身なのであれば、自分にとって嬉しいことも、そうでないことも、やはり自分が創造しています。
今回は、あらゆることはあなたが「思考」して自分自身で創造しているのだと腑に落としていくのに、すごく分かりやすい鏡の法則についてお伝えしていきます。
この法則を使いながら、自分の身の回りについてみていくと、やっぱり自分が本当に自分の世界を創造していたんだ、ということが腑に落ちていくのでじっくりと読んでみてくださいね。
そもそも鏡の法則とは?
では、まず鏡の法則とはどういうものかについて簡単に説明していきますね。
鏡の法則で、まず有名なのは野口嘉則(のぐち・よしのり) さんのベストセラー本「鏡の法則」という本でしょう。
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こちらの本で言われている鏡の法則とは「私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である」 と表現されています。
つまり「現実に起きるできごとの原因は、その人の心の中にある」という考え方ですね。
鏡の法則については、このことをベースにしながら、いろいろな方たちが自分自身に合った表現や使い方をされています。
わたし自身もこの考え方をベースにしながら、自分の中で落としやすいように使っているので、ここでお伝えすることは野口さんがお伝えする内容とはちょっと違うかもしれません。
ただ、「自分自身の思考パターンが外側に現れる」「自分のなかにないものが、外側に現れることはない」「自分が発したもの(思考・波動)が、自分に返ってくる」ところは、表現が違うだけでほとんど一緒だと考えています。
これは引き寄せの法則で言えば、「同じ波動のものが引き寄せあう」とも言えますね。
とにかく鏡の法則とは、「自分の心の内側のものが外側に現れている(映し出されている)」と、ざっくりでいいので認識すると分かりやすいでしょう。
鏡の法則で周りのひとを見てみよう
鏡の法則とは「自分の内側(心)にある思考(波動)が、外側に現れている」と先ほどお伝えしました。
これはあらゆることに当てはまります。しかし周りの出来事や状況に当てはめるとき、自分のどんな意識や思考がその現実や状況と関連あるのか分からないことがあります。
なぜなら常に自分の意識や思考がどんなものか、どんな波動を発しているのか、瞬間瞬間捉えておくことはほとんど不可能だからです。
よっぽど注意深く見ていないと、普段はあっと今に無数の思考が流れていってしまいます。
では、どうやって自分の発している意識、パターン化した思考に気づけばいいのか?というと「現実」「起こっていること」「目の前の人」を見ればいいのです。(自分の出している思考パターンと同じ波動のものが引き寄せられて具現化しているため)
この法則を使う時、周りの人は自分自身だと言えます。
他の表現で言うと、自分のなかにある、なにかしらの波動と同じような波動を持つ人が出会っているのです。
つまりは「自分」=「他人」ですね。
実は鏡の法則が、一番使いやすい、というか理解しやすいのは「人」に対してだったりします。
そのため鏡の法則に当てはめていくほど「自分」=「他人」、そしてその相手も含めて自分が周りの世界を創っていたんだ、ということが分かりやすい。
ただ「鏡の法則」は相手の人はあなたの内側を映し出す鏡ではありますが、その相手が実際に行った表面上の言葉や行為そのものが、あなたが放った波動と一緒というわけではありません。
たとえば、あなたがDVをするパートナーと一緒にいるとします。
すると鏡の法則でいえば、自分=相手なので、自分もDVに相当するような何かをやった?と考えますが、自分はDVなんてしていないし被害者なのに!ってなりますよね。
じゃあ、あなたの内側には暴力的資質があるのか、といえばそう単純なことではなく、ここで深く自分を見つめることがと~~~っても大事になっていきます。
この自分の奥深くを見つめること、自分の奥にどのような波動を持っているのか、どんな思考を持っているのか、どんな感情があるのか、を見つめ、気づき、知ることが、そしてそのまま受け入れることがとても大事なのです。
その過程で、あなた自身に深い癒しが起こり、そして本当にすべては自分が創造していたんだな、と腹落ちできるようになっていくからです。
そして、すべて(相手や状況さえも)自分自身が創造していたんだな、と本当に腑に落とすことができると、自分や相手のことを許せたり不思議とその相手や状況が勝手にどんどん変化していきます。
鏡の法則は周りの人を通して、自分の内側にあるものを、自分の見えていない、気づいていないけれど出している思考を知れる、ものすごくよいツールなのです。
また実践すればするほど、起こることに対して、自分がそれを創ったと理解できるので、起こることや出来事を人のせいにもしなくなり自分軸がしっかりとしてきます。
次の章では、鏡の法則で自分のことを見ていく知っていくとはどういうことなのかについて、より詳しくお伝えしていきますね。
鏡の法則で映しだされているものは、一体なに?
日本では昔から因果応報というように、自分のやったことが何かしらで返ってくる、と言われていますよね。
これは波動の法則においてもその通りで、自分の発した波動に応じたものが返ってきます。
ただ先ほどもお伝えしたように、自分がした行動が相手からそのままそっくり返ってくるというわけではありません。
返ってくるのは、あくまで自分がそれをしていた時に、思っていたこと(思考の波動)に応じた現象です。
つまりそれはあなたが持っている(出している)波動です。あなたの内側にちゃんとあったものです。
そしてここが一番の大きなポイントとして、それは自分に対しても他人に対しても「思っていること」という部分だったりします。
すこし分かりずらいのでまとめると
・自分が他人に対して、意識的、無意識的含め、やっていること、発していること言葉(その奥にある思考と感情)
それらに応じたものが返ってくる、というか周りに他人や出来事として現れているのです。
あなた自身がその思考を持っていて、その波動に応じたものを自分自身が創造しているのですね。
ただ、ここはずっと当たり前になってパターン化してしまい、無自覚な部分が大きくどんなものを発しているかなかなか気づけない部分です。
そのため、わたしとそれは関係ない!とかわたしのせいじゃない!とか、なんで私がこんな目に!とか切り離しが起こってしまいがちなのです。
さらに、自分が他人に対して思っていることだけではなくて、『自分が自分に対して思っていること』というのも、ものすごく盲点になる部分でもあります。
たとえば、あなたの身近なところに、超わがままで自分勝手(と感じる人)がいるとします。
そしてあなた自身はいつも周りを気遣って我慢しているとしましょう。
あなたはその人に対して「なんなの、こいつわがままで!ムカつく!謙虚になって感謝しろ!!不幸になれ!」とか思ったとします(あくまで例ですよ笑)
では、これを鏡の法則でみてみると、いろんな自分がわかってくるのです。
たとえば
・自分自身が謙虚さや感謝が足りないことはなかったか?
それとも
・自分が謙虚でなければいけない、そうでないと○○だから、○○になっちゃうから(ご自由に)という思い込みはなかったか?
・自分自身が感謝もしたくないことに無理やり感謝をしようとしていなかったか?
または
とにかく、何かしらの思考や感情を自分や他人に対して出していた思考のはずなのです。
そしてそれを他人を通して、あなたその思考(波動)を持っていますよねって見せられているのです。
(ただし、それらのなかの何が見せられているかは、自分のなかを深堀りをして、自分自身がこれだ!と腑に落ちる感覚があるので、自分しかわからないものになります)
つまり、周りの人たちや何かしらの出来事が、自分の世界に現れるとき、とくにその中でもこの人嫌い!こんなの嫌だ!と感じることや人は、自分が、無意識に否定してきた自分、ダメだからと隠してきた自分、見ないふりをしてきた自分、知らなかった自分を見せてくれている、ということなのです。
何かしら自分のなかに、その人と引き合う思考・思い込み・波動を持っていたから、その人はあなたの世界に創られた(引き寄せられている)のです。
あなたのなかにないものは、現れないし、引き寄せることはできません。
なので周りの人たちを見て、自分の心が「なにかしらの反応」を示す時、必ずそこには「自分自身のかけら」「自分のもっている波動の一部」が隠れています。
それがここでいう「自分」=「他人」ということなのです。
この鏡の法則を当てはめて周りを見てみると、盲点になっていた自分を知ることができるので、ものすごく自分のことを知ることができます。
そしてそうか、やっぱりその人や出来事も、自分自身が創っていたんだ、と心の底から納得することができます。
そうなると、自分の世界に起こることを、人のせいや、周りのせいにしなくなるので、自分自身に主導権が戻ってきます。
そうなると、自分が世界を創造するという主体的な生き方ができるようになってくるので、とってもおススメです。
鏡の法則と引き寄せの法則と統合(自愛)
鏡の法則と引き寄せの法則には親和性があり、鏡の法則を使って周りのことを見るようになると、自分自身が世界を創造している(顕在意識で望ましいものもそうでないものも)ということが、腑に落としやすくなります。
腑に落ちると何が良いかというと、物事を他人のせいにしなくなりむやみに責めたりしなくなるんです。自分を変えようと切り替えが早くなります。
そして、鏡の法則を理解して使いこなしていくことで、どんどん周りにいた人が変わっていったり、環境が変化したり、自己受容が深まっていくようにもなるのです。
なぜ鏡の法則で、このような変化やミラクルが起こってくるかというと、これは引き寄せの法則でいう、源(ソース)視点に立てるからなんですよね。
鏡の法則では、自分のまわりの人を通して、自分が無視していた、見ない振りをしていた、気づけなかった自分自身(思考や感情)を見ることになります。
そうはいっても、自分の嫌な所とか、醜い考え、ネガティブな思考とかは排除したくなる、見たくないと思ってしまうものなのですが(笑)
しかし、必ずすべての物事には陰と陽があり、表と裏があるもの宇宙の法則です。
なのでポジティブであれば、ネガティブもあり、こんな素敵な自分がいれば、こんなに最低な自分も同時に存在しているわけです。
けれど、その自分を片方の面からしか受け入れていない時、もう片方の自分は「ここに存在しているよ」と全力でアピールしてくるんですよね。
私たちが無視をしようとすればするほど、それは「あるある!いるいる!」と気づいて、知って、見てと現実を通して現れてきます。
あるものは、ある。否定するのではなく、そのうえで少しずつソースと一致する視点に切り替えていけばいいのです。
このどんなにネガティブでブラックな自分でも、ああ、こういう自分もいたんだな、と自分のエゴの部分も受け入れた時、ようやく自分の中で統合が起こってきます。
なぜかというと、そもそも宇宙のビッグバンが起こったのも、私たちが存在しているのも、源(ソース)がソースとはどんなものなのかを知るために、もともと1つだったところから様々な存在に分離したからです。
ソースは私たちのあらゆる体験を通して、ソースというものを知り、拡大し、成長していくのです。そしてソースは存在するすべてのものをただただひたすら愛でて許しているんです。
もっと深く知るには
だからこそ、自分が「こんな自分はダメだ」「あっちいけ!」といつかの時に遠ざけていた自分自身を、そのまま受け入れていくときそれは「ソース」の視点と一致します。
つまり、私たちが私たちのあらゆる部分を知りたいと思い、愛でて、存在することを許すことは、ソースの視点とぴったり重なるのです。
だから、自分の嫌だと思うところ、なくしたいところ、だめだと思うところは「気づくだけ」「受け入れるだけ」でよく、そもそも変える必要も否定する必要も消す必要もない。気づけば、違うものを選びなおすだけでよい。
鏡の法則は、いろんな自分を見つけてそのまま受け入れていく、ソースとの繋がりを深めていくためにも(本来の自分に戻っていくために)とてもよいツールでもあるのですね。
また、そのプロセスは、そのままの自分でOK、どんな自分でもOKという自分への受容、自愛にも繋がっていくので、ほんとうにおススメです。
まとめ
今日は、鏡の法則についてと、引き寄せの法則との関係性についてお伝えしました。
鏡の法則は、ネガティブな自分を発見しても否定しない責めないでOKという、とても素晴らしい視点を伝えてくれています。
私たちはつい、自分の見たいところだけを見ようとして、見たくない部分をなるべく隠そうとしがちです。
とくに、引き寄せの法則はネガティブはダメ、ポジティブシンキングが大事だと誤解されがちな部分があるので(引き寄せの本質を理解できると本当はそんなこと一言もいっていないのに笑)、よけいにネガティブな自分はダメだと否定してしまいかねないんですね。
そうなってしまうと、ますます自分のことが分からなくなり、感じる感覚も鈍くなってしまいます。
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そして、その自分に対する見方は源(ソース)の見方とは正反対なので、そのままでは意図的創造もできるはずがないのです。
鏡の法則を使って他人や出来事を見ていくと、なかなか気づけなかった自分の一面にも気づけ受け入れていくことが容易になります。
また自分があらゆることを創造していたのだと腑に落ちてくることが、たくさんあります。
また今後、鏡の法則の実践例などもお伝えしていきますが、まずはぜひ日常の中でこの視点を取り入れて、いろいろな自分を見つけていってくださいね。
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