引き寄せの法則を学ぶと、自分自身の「思考や感情」について、今まで無意識だったものを注意深く観察するようになっていきます。
なぜなら「思考」には波動があり、その波動に見合ったものが、引き寄せの法則により引き寄せられて(創造されて)いくからです。
しかし「自分のことが分かりません。自分がどう思っているのか、感じているのか分からないです」という人が多々います。
自分のことなのに、自分でもよく分からないというのは苦しいですし、当然引き寄せもうまくいきません。
自分の思考と感情が引き寄せを起こすのに、自分が今なにをどう思って感じているか分からないというのは困りもの
今回は、内側へと目を向け錆びた思考と感情を目醒めさせるコツについてお伝えします。
自分がわからなくなるカラクリ
自分のことであるのに、自分の思考や感情に鈍くなり、自分で分からなくなる。
よくよく考えると不思議なのですが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
これには、大きく2つのパターンがあり、①ネガティブ感情を抑圧しすぎ②社会や親、教師、友達など周りに合わせすぎというパターンが考えられます。
とくに、引き寄せの法則を学んで陥りやすいパターンは①のネガティブ感情を抑圧しすぎたパターンです。ネガティブはネガティブなことを引き寄せるからよくない、と封じこめてしまうのですね。
まずは、このネガティブ感情の抑圧について解説していきます。
引き寄せにおける感情の役割とは
引き寄せ体質の人は、自分の思考と感情に敏感な人が多いです。
なぜかといえば、思考が望むものを引き寄せることを理解し自分で思考の波動をコントロールしているからです。
しかし、冒頭でもお伝えしている通り、自分の内側の思考や感情に目を向けない、もしくはよく分からないという状態の方もいます。(鈍感になった人とも言えますね)
この場合は、引き寄せのテクニック云々よりも、まずはさび付いた思考と感情を本来の敏感な状態へと戻す必要があります。
とくに、感じる心、感覚が鈍ってしまっているのは致命的です。
引き寄せの法則を学ぶと、ネガティブな思考や感情は嫌なことを引き寄せるから、ネガティブはいけないものだ、ポジティブにならなければとエセポジティブに走ることがあります。
そのことも感じる心(センサー)を鈍らせる要因のひとつです。
これは、そもそも感情の役割をきちんと理解していないから起こることでもあるのですね。
なので、まずは簡単に感情とはどういうものか、についてお伝えしていきます。
まず感情は、自分の思考のフォーカス先やソースの波動と、今自分が内側で持っている思考や思い込み、観念、信念と波動とどれくらいの差があるかを図るバロメーターとしての役割を持っています。
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思考のフォーカス具合(波動)が強ければ強いほど、エネルギーも強まります。そしてそのエネルギーの強さを「感情」で感知できます。
たとえば、とても気分が悪い・嫌な感情を感じているときは、ネガティブな思考が強くソースとの波動も大きく離れているときです。
逆に気分がとてもよく、素晴らしい感情を感じているときは、ポジティブな思考が強くソースとの波動も一致している時です。
このエネルギーが集まれば集まるほど、現実創造のための具現化へのパワーが強まって、様々なプロセスが展開され始めるのです。
そしてポジティブなエネルギー(周波数)を発していれば、それに応じた現実が具現化します。
そしてネガティブなエネルギー(周波数)を発していれば、それに応じた現実が創造されていくので、私たちはそれは嫌だ!と考えて、ネガティブを対排除しなければと思ってしまうんですね。
ただ本来は私たちはネガティブな事よりもポジティブなことのほうが具現化がしやすいとされているので、ちょっとネガティブなことに傾いていても、ポジティブな流れに戻す方が簡単なので、そんなに心配することはないのです。
そして、ポジティブまたはネガティブとその帯びている性質に違いはあれど、感情は思考の波動状態教えてくれるセンサーでしかないのです。
なのでネガティブな感情は確かにソースの波動とは離れているし、体感として心地も悪いですが(笑)けして否定されるものではなく、それよりも扱い方をしっかりと理解することが大事なのです。
まずはこのポイントを覚えておいてくださいね。
新しい視点を理解すれば、ネガティブ感情を否定しなくなる
さて、ネガティブ思考って否定しなくていいとはいうものの、私たちは、ついこんなことを考えたら、嫌な事が起きちゃうからダメだとか、苦しい感情を感じたくないということで、思考そのものを否定したくなりますよね。
私自身もとくに引き寄せの法則を学び始めてからは、ネガティブな思考がネガティブな出来事を引き寄せてしまう、またキラキラしている自分でいたい、とネガティブになることを否定していた時期がありました。
しかしポジティブ思考もネガティブ思考も感情の性質が違うだけなのです。
どちらか一方をなくすというのは無理ですし、そもそもネガティブに感じるセンサーをなくしてしまったら、自分の波動状態が分からなくなります。
ネガティブ感情をなくすってことは、自分の波動がソースと一致しているのか、していないのか全然分からなくなるってこと!大変!
ネガティブな感情を感じなくするようにするというのは、結局感情自体を感じなくするということです。
つまり自分自身の心地よいも、ワクワクも嬉しい、楽しいというポジティブな感情もだんだんと分からなくなってしまうのです。
とはいえ、ネガティブな思考や感情は、それを持ちつづけていると、その波動が似たようなことを集め始めるのも本当ですよね。
でも、それは今自分がなにを発しているかに気づけずに、そのままにしているからです。
だからこそ、引き寄せなどの新しい視点(概念)を取り入れることはとても大切なのです。
たとえば、今、自分自身がネガティブな状態だ、ネガティブな思考や感情が出てきているな~と、そんな自分を客観視できるようになっているとき、一体わたしたちはどのように自分に気づき、観察しているのでしょうか。
自分が自分を外側から眺めている視点ってよく考えたら不思議ですよね。
わたしをみているのは、今ここにいるわたし。でもそのわたしをまた認識しているのって誰なんだろう?
つまり、自分のことを客観的に眺められている、その状態の立ち位置こそがソースの視点と重なる視点なのです。
わたしたちには、肉体としての自分と、ソースとしての自分の2つの視点が実はある、ということを知った瞬間に、今までとは違う思考を持てるようになります。
そして、その視点から、ただ自分が感じているネガティブな感情も思考も、否定することなくそのままでOKと受け入れているとき、それはソースの視点とよりぴったりと重なります。
そして、その視点を持ったまま、それを味わいエネルギーを昇華しつつ、ゆっくりと思考の転換をかけていけば、どんどんソースの波動と一致していき、さらにいい気分へと向かっていきます。
どうしたって、それが本来のソースエネルギーの無上の幸福の流れだから、無理やりがんばらばくても、抵抗をやめれば自然とそうなっていくのです。
なので、引き寄せの法則を意図的に使っていくための大事な前準備として
・もうひとつの自分を眺める客観的視点というのを育てていくこと。
というのはとても大事です。
この視点は意識していくうちに、自然と身につくようになりますが、この客観的視点を育てていくのに、鏡の法則はめちゃくちゃ役立ちますよ
ネガティブ感情を抑圧すると反動がくる。
さきほど、否定感情を否定しないこと、新しい視点を持つことが引き寄せを意図的に使うために必要な準備だとお伝えしました。
つぎに大切なのは、錆びついた感情センサーを綺麗にすることです。
本当はこう思っているんだけど、言わない方がいいかな、やらない方がいいかなと、自分の思考を抑圧・否定しぎると、大事な感情というセンサーも押し込められ鈍くなっていきます。
自分の内側に意識を向けなくなり、常に外側をみるので内側のセンサーに気づきにくくなっていく。
そもそも自分は2つの視点を持っているということも知らないので、自分の感情に気づき、客観的に眺める視点を育てている人もあまりいないので、抑圧したり、見ない振りをしている人も大勢いるのです。
自分の感情が分からなくなる、ということは大変なことです。
それは自分の思考の波動状態が分からない、ソースとの一致度も分からない、ソースからのメッセージも受け取れないことを意味します。
自分の思考と感情に鈍くなり、ネガティブな感情をあまり感じないままソースと一致しない状態が続くとどうなるでしょう。
あるとき大きなコントラストとしてどーんと大変なことが起こるはずです。
なぜなら、ネガティブな感情をちゃんと感じられていたら、本当は早い段階で軌道修正もかけれたからです。
ちなみに私はそのパターンで、ネガティブ思考と感情の勢いが増し過ぎてあるきっかけを通して暴走してしまい、ネガティブな思考と感情が半年以上に渡り、出つづけたことがあります。
暴走してしまうと、もはやコントロールすらできなく、勝手にあふれ出してくる感じで、本当に苦しすぎて息も絶え絶えでした(笑)
初めてそんな体験をしたことで、さび付いてた感覚が目覚め、自分の内側をちゃんと見る大切さということに気づけました。
本当はそんななるまでに気づけたら良かったんですが
引き寄せの法則を意図的に使うためには、自分の気分に敏感になり、今の自分とソースとの繋がりがどれほどのものか、今の自分の波動状態を理解できなければ、そのパワーを使うこともできないですよね。
なので、もし自分の思考も見ず感情を無視して、センサーが鈍感になっている人は、まずこの感情のセンサーを正常にしてあげる必要があるのですね。
ポジでもネガでも思考を観察し、感情をしっかり感じる味わう、動かすことが大事
そこから引き寄せでいう、思考の転換や感情のスケールを利用して、自分をいい気分にさせてあげる、「思考を自分で自由に選択する」ということが本当の意味でできるようになるのです。
嫌な気分(ネガティブな感情)を無理やり無視して、上辺だけで気分良くなる、ポジティブ思考になる、ということは逆に危険なので、まずは自分の状態をしっかりと整えましょう。
思考と感情のさび落としと動かす方法
さて、おさらいなのですが、引き寄せの法則を意図的に使う前の3つの大事な準備というのは
・もうひとつの自分を眺める客観的視点というのを育てていくこと(ソース視点に立つ)
・感情に対して敏感に気づけるようになること(感情センサーを磨く)
とお伝えしてきました。
これらはどれも大切なのものなので、これらを行うのに役立つ方法もお伝えしておきますね。
①紙にネガティブな感情を書き出す(客観的に見る練習をする)
思考と鈍くなった感情に気づくというのは慣れていないとなかなか難しかったりします。
とにかくネガティブな思考と感情が出たらすぐに出す!を練習していくのが大切です。
ネガティブな感情は感じたくないことの方が多いため、ポジティブなものよりも避けたり蓋をしがちなので、客観的にみるようにして自分でその存在を認めてあげるのが大事です。
どんな小さなことであっても、どんなに自分勝手で醜ものであっても、理不尽でも、自業自得のようなものでも、怒りや嫉妬、いらいら、批判、愚痴や文句なんでもいいです。どんどん紙に書き出していきましょう。
どんなにぐちゃぐちゃでもいいし、ドロドロしていても構いません。それを書いてそれが具現化されちゃう~なんて思わなくて大丈夫です。
本来、引き寄せは思考にフォーカスすると起こるので、ネガティブなことは紙に書くのは基本おすすめしません。
が、今回の場合は、感情を感じにくくなって錆びたセンサーを磨く目的であえてやります。
出すと決めて、客観的にみて自分の内側にあるものを意識的に出して味わっている時、眺めている時(それに対して否定していない時)、あなたは自分の存在を丸ごと受け入れていて、ソースの視点で自分自身をみています。
それはネガティブなんだけど、ネガティブではないふしぎな状態になっているので、安心して出してください。
それに対しての、自分への否定も反省も、まったくいりません。
最初は、感情を押し殺していた人ほど、出すことも苦しいかもしれませんし、見たくない考えや感情もたくさん見て、うんざりするかもしれません。
でも、どんどん続けていくと、だんだんと溜まっていたものもスッキリとし出して、どんどん心のスペースも空いてくる感覚がしてくるはずです。
書くことの利点は、感情を感じられるできるだけでなく、頭の中でぐちゃぐちゃして混乱いたものが、客観的に視覚化されることで自動的に整理されることです。
自分でも思ってもみなかった思いに気づけたり、思考が整理されてスッキリしたり、新たな気づきに繋がることもあります。
また自分自身を客観的に眺めていくということにも、頭の中だけで行うよりも書き出しはとっても有効です。
とにかく、紙の切れ端でもなんでもいいので、まずはどんどん書き出してみましょう。
②全身で感情を味わう
繰り返し同じようなネガティブな感情を感じる時、それはもうソースと一致していない思考にいい加減気づいてね、のサインです。
そういうときは、ネガティブな感情が出てきたら、その感情に集中して味わっていきましょう。
だいたいは胸のあたりや胃のあたり、お腹などに反応があることが多いかもしれません。
とにかく、その感情が出てきた時に身体にしっかりと意識を向けながら、「気づくことが出来た、あることを認める」と決めて、とにかくしっかりとそこの部分に意識を置きながら感じきることに集中しましょう。
(出来事や人自体を思い出すと、ネガティブなエネルギーが増幅して収集つかない可能性があるから)
ぎゅ~っとそこの部分、または身体全体でそのエネルギーを味わい尽くすつもりで味わっていると、ふっとした瞬間にじゅわ~っとエネルギーが霧散するように、軽くなっていく時があります。
全身(細胞)を使って、いまここにある、感じている感情にフォーカスして、鈍さにヒビを入れちゃいましょう。
③身体を動かしながら味わう。
あえて思考と感情にフォーカスし始めたとき、今まではスルーしていたことをしっかりとみることになります。
本来であれば、少しずつ思考をいい気分に持っていき、必要なら早めに嫌な気分になるものから思考をスルーすることもOKです。
引き寄せはフォーカスするものを引き寄せるので、嫌だなと思うことは早い段階で別のことにフォーカスするものを切り替えたり、考えないようにするということも大事なポイント
しかし、今まで思考や感情を無視していたり見ないふりをしていた人は、意図的に思考を変えていく事と、蓋をして逃げることの違いを理解するのが難しいかもしれません。
そもそも臭いものに蓋的にしていたから感情が鈍っちゃったんだしね
そのため、今まで見ていなかったものを見るようにし始めたとき、ときには自分の意思ではどうにも止まらない強い怒りや不安、かなしみなどが出てくることもあります。
そういう時は、けして人に対してぶつけるのではなく、身体を動かしながらその感情を全身で発散するようにしましょう。
枕にパンチしながら、大きな声で叫ぶ、とにかく身体も動かしながら、そのエネルギーを全身で感じ、放出するような感じです。
じっと感じているだけだと苦しくなる時は、身体をどんどん動かしながら発散させていくといいです。
この時も、もうこの感情は手放していく!と決めて味わいながら昇華させていきましょう。
④セドナメソッド
セドナメソッドも有名な感情解放のワークですね。
セドナメソッドの良いところは、自分に質問してあげることで、今の自分の感情にフォーカスがあたり、認めてあげることができるというところです。
自分に質問する・自分に問いかけるということ自体が自分に愛がある状態ですね。
先ほどからもお伝えしているように、感情は否定することなく認めることが本当にとても大事です。
存在するものを、ジャッジメントせずに、ただそうであるとまずは受容してあげる。
そしてもう自分には必要ないか、まだ感じていたいのかを自分に問いかけて、自分で決めるというプロセスを踏むことで、自分の感情と自分自身を客観的にみることができます。
セドナメソッドは4つの質問を自分に問いかけます。
2.「その感情を認めることはできますか?」⇒はい/いいえ
3.「その感情を手放せますか」⇒はい/いいえ
4.「手放しますか」⇒はい/いいえ
5.「いつ」⇒今/またはそれ以外の答え
引用:ヘイル・ドゥオスキン「新版人生を変える一番シンプルな方法-セドナメソッド-」
セドナメソッドは、自由にアレンジできるのもいいです。(ホ・オポノポノの言葉も自由にアレンジできるのと同じですね)
・また先ほど、感情は身体の細胞に溜まるとお伝えしましたが、このセドナメソッドの質問をしながら、自分の身体が反応するところを見つけて、そこに語り掛けてもいいでしょう。
・また4.5の手放すと決めたときは、自分の感情を内側から解放するように、手を広げてエイっとその感情を外に放って出すイメージをして身体を動かしながら行っていいかもしれません。
これらのワークは、繰り返し出てくるたびに行うことで、あるとき様々な変化を感じられるので、焦らずワークを続けていってくださいね。
おまけ
ネガティブな感情を手放すワークは他にもいろいろあるので、ぜひご自身で探してみてください!
また自分でできるワーク以外で、ネガティブな波動を手放したいときは、ヒーリングもおすすめです。
ネガティブな波動に高次の波動で働きかけ、本来の波動の状態に戻していきます。(そのなかでいろいろな気づきも起こりますよ^^)
気になる方はレイキヒーリング
ゼニスオメガヒーリング
自分のことが分からなくなるパターン②周りに合わせすぎる。
自分の好きな事が分からない、やりたいことが分からない、嫌いな事もよく分からないなども、自分のことが分からなくなっているパターンです。
これらのパターンは、小さなころから親や先生、周りの人たちのいうことを素直に聞いてきた人、合わせてしまう人に多いかもしれません。
周りに合わせていたほうが楽だったり、争いごとが嫌だったり、無難に問題なく過ごしたいなど、いろいろな理由があるかと思います。
しかし、自分の本当にしたいことやの望むこと、好きな事、嫌いな事、やりたいことを抑え込んでいて、周りに合わせ続けると、どんどん自分のことが分からなくなります。
そんな場合は①やりたくないことをやめていく②ぼーっとした時間をつくる③日常のなかで自分の今どうしたい?を問いかけていくをおこなってください。
やりたくないことをやめる
やりたくないことをやっていると、非常にパワーを使うことになり波動がとても下がります。
その気持ちを押さえて慢性化していくと、だんだんと嫌だと感じる感性も鈍っていきます。これを続けていると波動は下がるし、自分がどうしたいかも分からなくなり、無気力になってしまいます。
まずは、小さなことからでいいから、自分がやりたくないと思うことをやめていきましょう。周りに合わせて、なんとなくやっていたこともやめていきましょう。
気が乗らないお誘いは断る、周りと無理に話を合わせない、今日はご飯作りたくないなら作らない、どうしてもやりたくない仕事は断っていく、などです。
最初は大きなことから断る、やらないということは難しいかもしれません。また嫌われてしまうかもしれないと怖かったりするかもしれません。でもやると決める。そして小さなことから積み重ねていくことが大事です。
もともと自分が我慢することで成り立っていた関係がもし壊れても、嘆くことはありません。
やりたくないことをやらないだけで、波動がどんどん上がります。波動があがればいい気分になる思考や感情とそうでないものがクリアに分かるようになっていきます。
余計なことにエネルギーを使わないので、心身にも活力が戻ってきます。
ぼーっとする時間をつくる
毎日いそがしすぎてやることに追われたり、あれこれ予定を詰め込み過ぎてタスクをこなす毎日で、感性や感覚が鈍っている人もいます。
そういう人は、自分がやりたい、やりたくない、好き、嫌いを考える間もなく行動し続けて疲弊し、あるとき自分がなにをしたいのか、どうしたいのかも分からない、となるのです。
そういう人は、ぼーっとする時間、なにもしない時間をつくってみましょう。いきなり仕事を辞めます!というような極端に走らずとも、1日15分からの瞑想を始めるのもとてもよいです。
とにかく「なにもしない」「思考を働かせない」時間をつくること。体を休める時間をつくること。ペットを愛でたり、空を眺めたり、音楽を聴いたりでもいいので、ぼーっとできる時間を確保するのが大事です。
最初は慣れていないと、なにかをしていないと不安、動いていないと気持ち悪い、休むことに罪悪感を感じるかもしれません。
しかし予定などを入れ込み、自分と向き合う時間をつくらずいると、単に外側の刺激に反応しているだけの毎日になっていることがあります。
刺激を受けているのでいろいろ感じているように思うのですが、本当に自分から湧き上がる感覚ではないことが多々あるのです。そして、いつの間にか本当に自分の好きな事、嫌な事、うれしいこと、楽しいことなのかよく分からないとなるのです。
ソースとの繋がりを太くするためにも、ぼーっとする時間、ゆっくりする時間を少しずつでも意識してつくる練習をしていきましょう。
自分に問いかけをする
自分の感性が鈍っている、自分がどう思っているか、感じているかよく分からないと気づいたら、毎日のなかで「自分への問いかけ」を行っていきましょう。
朝起きてから、夜寝るまでの間に「今日は何を食べたい?」「どこにいきたい?」「どんな飲み物がいい?」「休みたい?」「寝たい?」「映画はなにを見たい?」「どこに座りたい?」「おやつは何がいい?」「これは楽しい?」「今はどんな気分?」「なにが悲しい」
などなどを丁寧に細かく自分に聞いていく事です。これは忙しい人ほど難しいかもしれません。なので自分のためにわざわざ時間をつくってやることが大事なのです。
わたしたちは、なにかを自分で決めているようで、じつは自分で決めていないことがたくさんあります。
周りにどう思われるか、周りと合わせなきゃ、今流行っているから、持っている方がステータスだから、やった方が波風立たないから、親や先生に言われたから、と自分ではなく周りの意見を聞いて決めたりしていることがたくさんあるのです。
慢性的になっていると、それに気づけません。それを繰り返していると、自分が本当に感じていることや思うことが分からなくなるのです。
なので、日常の中で自分に質問していきましょう。最初は、ほとんど分からないことが多いはずです。聞いてもよく分からない、ばかりかもしれません。
それは当たり前のことなので、まずは変化が出るまでやりつづけましょう。そして、内側から「こっちがいい!」「これがしたい!」「これは嫌い」「これは好き」というのが分かるようになってきたら、実行していきましょう。
自分のことなのに自分のことが分からない、というのは、それだけ周りに合わせて自分に問いかけをして考えてこなかった、ということです。
であれば、その積み重ね分以上に、自分に問いかけていく必要があるのです。時間はかかってもちゃんと問いかけて自分の内側を探ることで、だんだんと分かってきます。
これは才能でも能力でもなく、普段からの練習の違いです。自分の感性を戻すためにも、今から練習していきましょう。
まとめ
自分の内側をみることが苦手な人も多いですが、引き寄せ体質になるには、自分の思考や感情に気づけるようになることは本当に大切です。
とくにネガティブな感情は避けたくなる、感じたくないと思いがちですが、思考の波動を図るバロメーターなので、なくすことはできません。
思考や感情が分からなくなるほど鈍くなっていたら、まずはさびを落としてセンサーを磨く必要があります。
自分の内側にフォーカスする練習から始める必要もあります。
そのため、本来の引き寄せの法則では、ネガティブな思考や感情にわざわざフォーカスする必要はないですが、あえてしっかり味わいまずは錆びたセンサーを目醒めさていきましょう。
センサーが敏感になればなるほど、自分の出している波動状態にもすぐ気づけ、転換をかけることもできますよ。
もし、自分の感情がよく分からないな~という方は、まずセンサーを磨くことからやってみてくださいね。
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